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執筆者の写真Onuma

3大・一見正しそうだけど実は間違っている共通テスト対策

更新日:2023年12月6日


もうすぐ12月ですね。


毎年この時期になると、受験生は共通テスト対策(以前はセンター対策)を始めるわけですが、なぜか「点数がまったく上がらない人」と「点数がどんどん上がる人」に分かれてしまいます。


それは一体なぜでしょうか。


そこには「一見正しそうだけど実は間違っている共通テスト対策」がありました。




間違った対策①:マーク形式の問題演習ばかりしている

 

これはセンター試験の頃から言われている、絶対にやってはいけない対策法です。


なぜマーク形式の問題ばかりやってはいけないのでしょうか?

「部活(特に運動部)」に例えてお話しします。


マーク形式の実戦問題は、部活でいうところの「練習試合」です。


練習試合は、上達するためのフィードバックを得る場であり、それを持ち帰って普段の練習に生かすことで初めて意味が出てきます。

何度も練習試合を行えば上達するわけではありません。

(平日も土日も毎日練習試合をするとどうなるでしょう?想像するとすぐにおかしいことに気がつきますね)


これを受験勉強に戻して考えると、実戦問題を解いた後は、そこからフィードバックを得るべきなのです。


英語なら「覚えられてない単語が多いな。ちゃんと単語覚えられてるかもう一度単語帳を見直そう」

数学なら「三角関数の問題全然解けないな。4STEPに戻って基本問題をもう一度やり直そう」

といった具合です。


教科・科目によりますが、実戦問題は各教科・科目で週に1回やれば十分です。

問題演習ばかり繰り返すよりは、十分に時間をかけて復習し、苦手なところは基礎からやり直しましょう。



間違った対策②:どの教科・科目もバランスよく勉強している

 

え?バランスよくやっちゃダメなの?


そうなんです。

もちろん、「今(11月29日時点)」はバランスよく勉強してくださいね。


その一方で、受験生の皆さんは「点数の上がりやすい教科(科目・分野)」「点数の上がりにくい教科(科目・分野)」があるのをご存じですか?


例えば、共通テストまで残り1カ月を切った時期、残り1週間を切った時期で、時間をかけるべき教科・科目・分野は大きく変わります。


例えば、英語、数学、現代文(国語)は学習すべき量が非常に多く、よほどのことがない限り、1日や2日で大幅に点数がアップすることはありません。

(時間配分や解く順番を変えるなどの作戦変更で、点数が変わることはありますが)


一方、漢文(国語)、理科、社会は学習すべき量が比較的少なく、科目・分野によっては出やすい問題もある程度決まってきます。

そのため、共通テスト直前でも十分点数アップが見込めます。


つまり、「共通テストまでまだ日がある時期にやれること」「共通テスト直前でもやれること」をきちんと把握した上で対策すべきなのです。



間違った対策③:間違えた問題しか復習しない

 

これは少し高度な話です。


みなさんはマーク形式の実戦問題を解いた後、「間違えた問題ばかり」復習していませんか?


例えば4択問題にて、なんとなく選んだ選択肢が正解だった問題もきちんと復習していますか?

もっといえば、「選択肢があるから答えられた問題」はすべて復習の対象となるのですが、すべてもれなく復習していますか?


マーク形式の問題は、選択肢が与えられていることが多いのですが、その中から選べる時点で、正答率は格段に上がります。

「まぐれ当たり」があるからです。


しかし、もし選択肢がない状態だとどうでしょう。

おそらく、多くの人がまともに答えられなくなるのではないでしょうか。


とはいえ、「選択肢がなくても答えられる状態」にするには、それなりに時間がかかります。

それならばせめて、「自分はなぜこの選択肢を選んだのか」を言語化してみてください。

消去法ではなく、能動的に選べるようになるだけでも十分です。


その意味では、自信をもって説明できないものはすべて復習の対象としましょう。



以上、3つの間違った対策をご紹介しました。

これらをすべて修正していけば、今からでも50点アップは十分達成可能です。


1つでも心当たりのある方はぜひ参考にしてみてください。



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