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「センターの数学」と「2次の数学」その2

執筆者の写真: OnumaOnuma

こんにちは。

数学を「センター」と「2次」

というふうに分けるな

とお話ししましたが,今日はその続きです。

どうすれば

センターで点数が取れるようになるのでしょう。

そして

そもそも数学をどう勉強していけばいいのでしょう。

その前に,

ここ最近のセンター数学について

少しお話をしたいと思います。

今年の1月に行われたセンター試験。

数学の平均点は

Ⅰ・A:55.27点,Ⅱ・B:47.92点

でした。

Ⅰ・Aは主に

第2問のデータの分析

第4問の整数の性質

第5問の図形の性質

が難しかったせいか,

平均点が少し低めでした。

そして,昨年の平均点は

Ⅰ・A:61.27点,Ⅱ・B:39.31点

でした。

Ⅱ・Bの平均はセンター史上最低点!

最早,文系は受けなかったことと同じです 笑

いや,笑えませんな。

書店にもいっぱい

センター対策の問題集が出回っているはずなのに,

なぜこんなにも平均点が低いのか。

それは

センター数学も少しずつ変化しているからです。

誘導が複雑になっているのもありますが,

段々付け焼刃ではどうにもならないような

問題になってきているのは事実です。

ではどうすれば高得点が取れるようになるのか。

それは,前回の

「センターと2次を分けて考えるな」

とも通ずる部分がありますが,

センター数学も2次の数学も数学は数学

という認識を持つことが,最初の一歩です。

なんのこっちゃ。

要するに,

センターか2次かというのは

出題形式,制限時間,難易度

の違いでしかないということですね。

どっちにしろ数学だということです。

センターの誘導を取っ払って

いきなり答えを要求すれば2次試験になりますし,

2次試験に誘導を付けて穴埋めにすれば

立派なセンター形式の問題の出来上がりです。

もちろんもう少し細かい違いはありますが,

極端に言うと

センターと2次の問題の差なんてそんなもんです。

だから,数学が出来るなら

センターか2次のどっちかしか解けない

なんてことはあり得ません。

センター数学が解けるというのは,

例えるならば

補助輪付きの自転車に乗れる状態。

2次試験,特に

小問がほとんどない問題が解けるというのは,

補助輪無しの自転車を乗りこなせる状態。

乗りこなせる人は,

補助輪付きの自転車も当然乗れますよね。

(まぁ恥ずかしくて乗りませんけど)

センターで高得点を取りたいなら,

補助輪が無い自転車を乗りこなせるように

練習すれば間違いないということです。

つまり,公式や解法などを

無理矢理暗記しようとするのではなく,

少しでも意味や理屈を理解しようと努めてください。

頭を使ってください。

少しでも数学を知ってください。

もちろん日々の予習復習,

テスト勉強などに追われて

なかなかそんなヒマも無いと思います。

だから,すべてを一から考え直せ

とは言いません。

「この問題の解法を無理矢理覚えてたけど,

実はそういうことだったのか」

というのを1つでも増やしてください。

数学の良いところは,

1つ何かを理解すると

今まで無関係だと思っていた

ある問題と結びついたり,

これが出来るなら,じゃあこれも出来るじゃないか

と応用が効いたりするところです。

そうすれば,

今まで食わず嫌いだった数学に

少しは向き合えるかもしれないし,

逆に訳も分からず暗記ばかりに走ると

益々嫌いになるという悪循環に陥りますよ。

一朝一夕ではなかなか身に付かないことですが,

まだセンター試験までは8ヶ月あります。

毎日,少しずつ,丁寧に

日々の学習に取り組んでほしいと思います。

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