
先日の記事でもお話ししましたが,
毎月15日に発行している
HOP通信の1コーナーである
「大学の紹介」
をここにも載せていこうと思います。
広島大学とは
今回は、
中四国を代表する国立大学である
を紹介したいと思います。
広島大学は、
1949年に新制大学として発足しました。
母体となる学校はいくつかあるのですが、
その中でも明治に設立された師範学校が多く、
その伝統は今もなお
教育学部などに受け継がれていて、
中四国の小・中学校や全国の高校の教員には、
いまだに多くの広大OBがいるそうです。
とはいえ、
現在では多くの大学で
教員免許を取ることができることから、
少しずつ「学閥」は消えているようです。
ちなみに,
では、広大は7位で320人です。
1位の大阪教育大学はこの年だけで
500人も先生になってるんですね。
(注意:これは単純に
「教員になった人数」の順位です。
大学によって在籍している学生数は違うので,
「順位が高い」=「教免取得率が高い」
とは限りません。)
なんとなく「学閥」というと、
「コネ」とか「便宜」
みたいなものを想像したくなりますが、
そんなものは徐々に無くなりつつあります。
だからといって、
広大に行く意味がなくなるのではなく、
これまでに多くの教育者を輩出している
大学だからこそ、
その大学がもつ経験値や
最新の教育に関する情報量は凄まじいわけで、
「これまでの教育」や「これからの教育」、
「今後の教育者としてのあるべき姿」
などを真摯に学びたいのではあれば、
やはり広大へ行く価値はあるでしょう。
新設・改組される学部・学科!
次に、来年度から新設・改組される
学部・学科についてお知らせします。
まず、1つ目は、
総合科学部の中に新たに
国際共創学科が作られます。
広大は、
2014年に文部科学省が創設した事業である、
スーパーグローバル大学事業
(日本国外の大学との連携などを通じて、
徹底した国際化を進めて、
世界レベルの教育研究を行う
「グローバル大学」を重点支援するために
創設した事業)
のトップ型指定校であることもあり、
海外の大学や研究施設などとも
交流が深いことで知られています。
その広大が、
国際的な舞台で活躍できる人材を
育成することを目的に
本学科を新設したそうで、
学科の共通言語は英語だそうです(大丈夫か?笑)。
2つ目は、
情報科学部・情報科学科が新設されます。
元々は、工学部・第二類
(電気・電子・システム・情報系)内の
情報工学過程を、
情報科学部・情報科学科として独立させ、
「データのコンテンツの理解と、
それに基づく問題解決能力、
大規模なデータの効率的な処理技術を
体系的・統合的に学ぶ新しい学部」
として発足させました。
特徴的なのは、
文系も理系も入学できる点です。
必要なのは、
膨大なデータの処理ができる技術だけでなく、
それらを用いて
新しいコンテンツを作ったり理解したりする能力
なのですね。まさに現代的。
3つ目は、工学部改組です。
先ほど述べたように、
第二類から情報工学が外れることと、
第四類(建設・環境系)の
輸送機器環境工学プログラムが
第一類(機械システム工学系)に移ることが
決まっています。
出願には十分注意してください。
広大出身の有名人
最後に,広大出身の有名人を
紹介したいと思います。