Onuma
模試の受け過ぎに注意!

2017/09/27 作成
2021/06/04 更新
秋の風が吹きつつある中,
受験生にとって一つの悩みどころは
模試の受け方でしょう。
この場合の「受け方」とは,
〇模試は何回受けるべきか
〇どんな模試を受けるべきか
を指すものとします。
※「模試は何を目的として受けるべきか」
については,
こちらの記事を参考にして下さい。
模試は何回受けるべきか
そもそも,全体的に模試は年に何回ぐらい
受けるべきなのでしょうか。
おっと,その前に。
大学受験の場合,模試の解答形式は
大きく2種類に分かれています。
マーク型(共通テスト向け)
と
記述型(国公立大2次試験向け・私大向け)
です。
この2種類の模試を
どのぐらいの頻度で受けていくと
良いのでしょうか。
まず,まだまだ発展途上の受験生
(判定で言うとC~Eレベル)の場合。
マーク模試は
8月までで1回(多くて2回)
9月以降は2回(多くて3回)
記述模試は
年に2回
で十分です。
むしろ,これより少なくても良いぐらいです。
それはなぜか。
「テスト受けてる暇があれば勉強しろよ」
だからです。
模試は,いわば力試しです。
力が無い人に試験を受ける意味はありません。
そんなことに労力を費やすぐらいなら
一つでも多くの単語を覚え,
問題を解く方がよっぽどためになります。
次に,ある程度志望校に太刀打ちできそうな受験生
(判定で言うとA~Cレベル)の場合。
マーク模試は
8月までで1回(多くて2回)
9月以降は最低2回,月イチペースでも可
記述模試は
年に2回,大学別の模試があれば最低1回
あたりが望ましいです。
この状況は,現役生よりも
僅差で昨年度志望校を不合格になった浪人生に
当てはまりやすいかもしれません。
次の受験で確実に受かるために,
今の自分の実力や全国的な順位を把握し,
日頃の勉強に役立てていく
ペースメーカーのような役割になります。
以上から,まだまだ力が足りないと
自覚している受験生,特に現役生は
学校で必須指定されている模試以外は
極力受けないようにしましょう。
どんな模試を受けるべきか
次に,受けるならどんな模試が良いのでしょうか。
少し長くなりそうなので,
これは次の記事で紹介することにします。