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「働き方完全無双」(ひろゆき著)



将来展望型学習塾HOP高松太田働き方完全無双

働き方完全無双

大和書房(2018/4/25)

ひろゆき

「2ちゃんねる」の創設者である

ひろゆき(西村博之)氏の最新著書です。

たぶんこの本は

ひろゆき氏のインタビューを録音し,

文字に起こした形で

作られたと思うのですが,

まさに「ひろゆき節」全開です。

読みながら

「あぁ,言いそう・・・」

って何回も思いました。

本の内容は

沈みゆく日本で,

あなただけが『無双』状態で働くには,

どうすればいいのか

をテーマに,

すっかり先進国らしくなくなった

日本において

どう働いていけば

個人として幸せな人生を送れるか

が書かれています。

また,最終章では

どのような政策・ビジネスを展開すれば

日本が世界的に魅力的な国となるか

という,

国や社会レベルの話も書かれてあり,

ひろゆき氏独特の考え方に

触れることができます。

そんなに難しくはないので,

さらっと読めます。

著書の中で,

ひろゆき氏が度々大胆なことを言います。

例えば,過労死する人がいる一方で

「ワーカホリックな人」

(働き続けないと落ち着かない人)

も一定数いて,

そういった人たちは,

頑張って何か価値を生み出し続けてくれる

と思うので,

彼らの居場所は守っておいたほうがいい

と思うんですよね」・・・①

と言っています。

まぁこれだけ切り取ると

かなりクレイジーな発言なんですが,

もちろんこれには続きがあって。

みんな一律に,『もっと休みましょう』

と言ってしまうのは,

単に頑張りたい人の可能性をしぼませて

しまっているだけです」・・・②

つまり,

その人その人がやりたいようにやる,

生きたいように生きるほうが

個人としての幸福感も高まるし,

国力も上がるじゃないか

ということだと思います。

(もちろんいっぱい働いた人には

残業代を出すのは当然,

とも述べています)

さて。

この本を読んでいて

全然関係ないことを思ったのですが,

日本人て,

発言の一部を

全体の趣旨としてしまったり,

発言者のイメージなどから

発言の内容を片っ端から批判したり,

結構そういう場面て

多いなと思ったりします。

それは,自分も含め

日本人の言語理解能力が低いからなのか

はたまた感情的あるいは主観的に

物事をみてしまうからなのか。

例えば先ほど上に挙げた

ひろゆき氏の発言も,

①だけなら「は?」って感じですが,

②ありきの①なわけです。

(①,②と引っ張るところが数学らしくてキモイ)

つまり,①②全体を見て

良し悪しを判断しないといけないのに,

①を見た瞬間

「はいアウトー」

ってなること多いですよね。

そんなことないかな。

もちろん,

メッセージを発するのが人間ならば

受け取るのも人間なので,

どうしても発言者のイメージってのは

ゼロにはできない

(オマエが言うな!

的な発言てよくありますよね)

ので,致し方ない部分もあるんですがね。

ただ,例えば

それこそ将来の日本に関わる問題なのに

誰かさんの失言とかで

(そもそも失言でない場合もある)

国会の審議がストップしてしまう

とかってのは,

どうなんでしょうかね。

日本てほんと平和ですよね。

平和に見えてるだけなのにね。


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