少子化の影響で減少傾向だった浪人生が、
ここ2年増加中です。
(2016年は10万1千人だったのが、
この春は10万9千人だそうです)
理由は、大都市圏の私大が
合格者数を制限しているからで、
それにより地方の大学に流れるかと思いきや、
「浪人してでも志望校に進学したい」
と思う受験生が増えたんですね。
国の当初の狙いは
地方の活性化だったんでしょうが
(もちろん効果が出てないわけではありません)
皮肉にも
余計に都市部の大学への熱意が
見える形になってしまいましたね。
今までは浪人生が減る一方だったので,
現役生には
「浪人で枠が埋まるわけじゃないから
現役生同士の勝負で勝ってこい」
と気楽な事が言えたんですが,
おそらく浪人生が増える現象は
もう少し続きそうなので,
現役生はかなりしんどい受験になるかもしれません。