2016/7/12 作成
2021/06/04 更新
今回は、まさにタイトル通り、
模試をどう受けるべきか
についてお話ししたいと思います。
模試といっても、
校外模試や校内模試だけでなく
ちょっとした小テストから
学校の中間・期末テストまで
様々な形態のテストに通ずる話です。
多くの人は
(※)
テスト前に必死で勉強し、
一生懸命テストを受け、
休み時間に友達と
アレが出来たコレが出来なかった
で盛り上がり、
テストが返却されると
点数や判定を見て一喜一憂する
という流れを繰り返します。
果たしてこれでテストを受ける意味があるのでしょうか。
テストを受ける目的は
「出題された範囲の理解度を確認することで
今の自分の実力を客観的に判断し、
理解が不十分なところがあれば
重点的に復習する」
または
「テストの出題形式や問題を解く順番、
あるいは制限時間などに対応できたか
を確認し、
自分の力を最大限に発揮できる
テストの受け方は何かを考える」
ことです。
小テストや定期テストでは前者が非常に大切になり、
模試(特に校外模試)では前者に加えて後者も大切になります。
このイメージでテストを受けると、(※)はこう変わります。
(☆)
テスト勉強の前に
「今回は◯◯をテーマに頑張ろう」
と目標を決め、
その目標を達成するために
勉強する順番に優先順位を付け、
そのテーマを念頭に置いてテストを受ける。
テスト後、答えが合っているかよりも
テスト前に目標に掲げていたことを実行できたか確認し、
結果が返ってきたときに
点数や判定が良くても目標をクリア出来ていなければNG、
点数や判定が悪くても目標をクリア出来ていればOK
の判断を下す
目標は最初は大雑把でも構いません。
まぁ「化学で80点取ろう!」は大雑把過ぎますが。
「化学で80点取るために、
今回の出題範囲の大半を占める無機化学を
徹底的に覚えよう!」
とかならまだセーフです。
目標を達成したら、
徐々にその目標を具体的あるいは局所的にしていくのです。
僕はいつも、受験本番までのすべての模試やテストを
プロ野球でいうとオープン戦
サッカーでいうとエキシビジョンマッチ
部活でいうと練習試合
に例えて生徒に話します。
練習試合で一番大切なのは、プレーの内容ですよね。
練習通りに出来たのか、
出来なかったとすればそこはどこで、なぜ出来なかったのか。
それを踏まえて明日からの練習ではどうすればよいか。
これの積み重ねで公式戦は勝てるわけです。
受験生の場合、
すべての模試やテストが練習試合、
つまりプロセスなんです。
このプロセス一つ一つを大切にしないと
所望の結果は得られません。
ということで、
受験生はテスト漬けの日々で大変だと思いますが、
(☆)を少しでも実行できるように
頑張ってみてほしいなと思います。