数Ⅲの勉強の仕方(初心者編)
- Onuma
- 2016年9月6日
- 読了時間: 3分
こんばんは。
と言ってる時点で何時に記事を書いてるかバレバレですね。
今日は、理系の受験生が避けては通れない
「数学Ⅲ」についてお話ししたいと思います。
数Ⅲは、
理工系を志望したり、
より難易度の高い大学を志望したりすると、
2次試験での登場頻度が格段に上がります。
まぁ当然ですね。
大学入学後、確実に必要になる分野ですから。
しかしながら、
「Ⅲ」は「ⅠAⅡB」とは難易度も量もまるで違うため、
多くの受験生が苦しんでいることでしょう。
そこで今日は、数Ⅲを苦手とする人向けに
勉強の仕方を紹介したいと思います。
現行の課程では、数Ⅲの中に
「複素数平面」「式と曲線」まで入っているため
非常にボリューミーになっています。
また、数Ⅲの主役である極限・微分・積分の中にも
(*)「関数の連続性(極限)」「平均値の定理(微分)」
「定積分と不等式(積分)」
など、みなさんが嫌がるセクションがあります。
こんなにボリュームがあるにも関わらず受験までの時間は短い。
となると、自ずと学習する優先順位を付けなければなりません。
初心者が真っ先にすべきなのは、ズバリ
極限・微分・積分の計算問題
です!
地方の中堅国公立大(医歯薬は一部除く)や同程度の難易度の私立大は、
非常にシンプルな問題を出してきます。
「複素数平面」や「式と曲線」、
あるいは上に挙げた(*)などはあまり出ません。
それはなぜか。
ほとんどの受験生が解けないからです。
入試を実施する目的は
「受験生を差別化し、より優秀な学生を入学させること」
です。
だから、全員が解けない問題を出す意味がないので
出さないわけです。
(仮に出たとしてもそこで差がつくことはないです)
逆にどういう問題が出やすいかというと
◯ 関数の増減表をかかせる
◯ 関数のグラフをかかせる
◯ グラフの接線を求めさせる
◯ グラフで囲まれた図形の面積を求めさせる
◯ 上の図形の回転体の体積を求めさせる
などです。
これらには難しい議論がほとんどありませんから、
割りかしみんな手をつけやすいわけです。
そしてこれらの中で必要な技能は何かと言うと、
極限・微分・積分の計算力なんです。
もし、最初の微分計算をいきなり間違えると0点です。
しかしみんなも手がつけられるから、
その問題の平均点は高くなり、
必然的に大ダメージにつながるわけですね。
ということで、
数Ⅲが苦手な人はまず計算問題から始めましょう。
とはいえ、それだけでも結構な量ですからね。
なので、例えば4STEPなどでしたら
1周目は「*」がついた問題だけやりましょう。
発展問題は難しいならとばしてOKです。
2周目は1周目に解いた問題の中で間違った問題や
正解したけどちょっと怪しい問題をやりましょう。
3周目は「*」以外の問題を。
1問ずつやるよりは何周もしましょう。
そうしてまずは計算力をつけることが何よりも大切です。
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