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無から有を生み出す考え方



将来展望型学習塾HOP(高松太田)「0から1」の発想術

「0から1」の発想術

小学館(2016/4/6)

大前研一

先日、

時間潰しに宮◯書店で

ウロウロしていたら

偶然見つけた本です。

何気なく手に取って

読んでみると

「はじめに」が面白すぎて

即買いしてしまいました。

「個人>地域>国」の時代へ

 

かつての高度成長やバブルのような

未曾有の好景気はもはやあり得ず、

周囲の流れに乗っかっていれば

給料が上がった時代はすでに終わり、

我々は一人一人が「個人」として

戦わなければいけない時代になった。

そんな内容で始まる本書ですが、

逆に言えば

インターネットの普及により

個人の能力次第で

いくらでも道を切り開くことが出来る

時代になったわけです。

つまり、

「国>地域>個人」

という従来の図式から

「個人>地域>国」

へと変化しつつある

と筆者は述べています。

「アップル」のスティーブ・ジョブズ

「マイクロソフト」のビル・ゲイツ

「アマゾン」のジョフ・ベゾス

彼らはみな

「個人」からスタートし、

そのイノベーション力で

世界を変えた。

「0から1」の発想術

 

いやいや、ちょっと

登場する人物の次元が

違いすぎるやん・・・

てか、

発想とかイノベーションとかって

才能ちゃうの?

・・・と思いたくなりますが、

筆者はそれを

トレーニングによって

培うことが可能

だと言っています。

その方法として、

11の考え方を

本書で述べているわけです。

ユーザーの視点から見てみたり

既存の2つのものを

組み合わせてみたり

業界の慣習に捕らわれない

発想を持ってみたり

経営コンサルタントとして

有名な筆者の実体験などを

元にして書かれていることもあり、

非常に具体的で興味深い内容でした。

最後の1回で勝利すればいい

 

ただ、こういうのを読むと

「よし、これで

 オレもどんどん成功するぞ!」

と思ってしまいがちですが、

筆者は

「すべてのアイデアや発想が、

 成功に結びつくことはない。」

「だが、そのことを恐れて

 堅実な道を探ろうとしていては

 イノベーションは起こせない。」

と述べています。

また、スポーツメーカー「ナイキ」の

創業者フィル・ナイト氏の言葉

「やることすべて、

 成功する必要はない。

 何回失敗しようが、

 最後の1回で成功すれば、

 成功者と呼ばれる」

も紹介しています。

特に日本人はそうですが、

失敗を許してくれない

ところがありますね。

というか、

みんなと同じペースに

ついてこれない人はダメ

みたいな?

しかし、

見方を変えれば

年功序列や終身雇用という

システムが崩壊した

今だからこそ何にでも

チャレンジ出来るのでは

ないでしょうか。

そのために

我々が出来ることは

失敗を恐れない子どもに

育てることだと思っています。

そんなたくましい子どもたちが

将来の日本を、香川を、高松を

変えてくれると信じています。


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