高松桜井高校の進学実績・校風を徹底解説〜国公立大合格者数が急増中、香川大学に圧倒的に強い伸び盛り校〜
- 大沼宏和

- 1 日前
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※本記事は2026年9月時点の情報をもとに、将来展望型学習塾HOPが作成しています。最終更新日:2026年9月
1995年開校と、県内公立進学校の中では比較的歴史の浅い高松桜井高校(通称:桜井)について、直近の国公立大学合格実績から、校風、学校独自の制度、定期テストの傾向まで詳しく解説します。結論から言うと、桜井高校は旧帝大への合格者こそ毎年2名程度と少数派である一方、
国公立大学全体の合格者数は令和元年度の107名から右肩上がりに伸び続け、令和7年度・令和8年度は156名と過去最高水準を維持しています。
中でも
香川大学には毎年40名台後半という圧倒的な人数を送り込んでおり、
「難関大学に強い学校」ではなく「地元の国公立大学に手堅く、かつ着実に合格者数を伸ばしている学校」というのが桜井高校の実像です。
直近3年間の進学実績
国公立大学合格者数
高松桜井高校の直近3年間の国公立大学合格者数(過年度生を含む)は以下の通りです。
卒業年度 | 国公立大学合格者数 |
|---|---|
2026年3月卒 | 156名(現役138・既卒18) |
2025年3月卒 | 156名(現役135・既卒21) |
2024年3月卒 | 138名(現役121・既卒17) |
※出典:高松桜井高校公式サイト「進路指導」内の合格者数資料より
実は8年間で見るとさらに伸びが分かる
高松桜井高校公式サイトには過去8年分の合格実績も掲載されており、その推移を見ると桜井高校の「伸び」がより鮮明になります。
卒業年度 | 国公立大学合格者数 |
|---|---|
2019年3月卒 | 107名 |
2020年3月卒 | 133名 |
2021年3月卒 | 122名 |
2022年3月卒 | 131名 |
2023年3月卒 | 130名 |
2024年3月卒 | 138名 |
2025年3月卒 | 156名 |
2026年3月卒 | 156名 |
※出典:高松桜井高校公式サイト「進路指導」内の合格者数資料より
2019年3月卒から2023年3月卒までは107〜133名のレンジで一進一退を繰り返していたのに対し、2024年3月卒以降は138名→156名→156名と明確に水準が切り上がっています。直近2年は156名という過去最高水準で高止まりしており、香川県内の公立高校の中でも「今、伸びている学校」の一つと言えるでしょう。
香川大学合格者数
桜井高校の進学実績で最も特徴的なのが、香川大学への強さです。
卒業年度 | 香川大学合格者数 |
|---|---|
2026年3月卒 | 47名(既卒4名) |
2025年3月卒 | 48名(既卒2名) |
2024年3月卒 | 42名(既卒4名) |
※出典:高松桜井高校公式サイト「進路指導」内の合格者数資料より
国公立大学合格者156名のうち、実に3割前後を香川大学が占める計算になります。愛媛大学(直近3年で8〜12名)や岡山大学(同10〜16名)、広島大学(同4〜5名)など中四国圏の国公立大学にも幅広く合格者を出しており、地元・中四国志向の強い進学校であることが数字からも読み取れます。
一方で、旧帝大(北海道・東北・東京・名古屋・京都・大阪・九州の7大学)への合格者は、2024年3月卒が九州大2名、2025年3月卒が大阪大1名・九州大1名、2026年3月卒が北海道大1名・大阪大1名と、直近3年間はいずれも2名で推移しています。高松高校の年間48〜54名、高松第一高校の年間9〜20名と比べると、旧帝大への合格者数はごく少数にとどまっているのが実情です。桜井高校の強みは「一部の生徒が超難関大に挑む」ことではなく、「学年の半数近くが国公立大学に合格する分厚い実績」にあると言えるでしょう。
高松桜井高校の校風・学校の雰囲気
桜井高校の教育方針は「グローバルな視野に立ち、明日の担い手としての自覚を持ち、豊かな創造性と深い人間愛の精神を身につけた、自ら主体的に学び行動するたくましい人間の育成をめざす」というものです。主体性とたくましさ、広い視野と社会性、個性を生かした教育、進路目標の実現支援という4つの柱を掲げ、「自ら主体的に学び、考え、行動する生徒」を育てる姿勢を大切にしています。
桜井高校は、香川大学との連携プロジェクトがあることでも知られています。香川大学の学生と桜井高校の生徒が協働する「Try!魚っち」プロジェクトでは、香川県内の淡水魚保全をテーマにした移動水族展示を企画・運営しており、香川大学ミュージアムなどで展開しています。
※出典:香川淡水魚研究会公式サイトより
高松桜井高校独自の特徴
高松桜井高校は1994年11月に設置認可、1995年4月に開校した学校で、2024年度に開校30周年を迎えました。2026年度は開校32年目、9月に開催される文化祭も第31回を数えます。県内の伝統校と比べると歴史はまだ浅いものの、その分「新しい風を吹かせる」ことを掲げた記念ロゴが象徴するように、変化を前向きに取り入れる校風が根付いています。
校訓は「創生・自主・共生」。校章には清流のモチーフを通じて、生徒・教職員・保護者の三者が一体となり未来へ貢献していくという願いが込められています。
学校独自の制度として特に有名なのが「自由選択講座制」です。1・2年次はホームルームごとに授業を受けますが、3年次になると必修科目以外は生徒一人ひとりが進路希望や興味・関心に応じて自由に科目を選択できます。少人数・習熟度別の指導も取り入れられており、画一的な文理コース分けとは異なる、個別最適型のカリキュラムが組まれているのが特徴です。
また、桜井高校は2012年6月に香川県内で初めてユネスコスクールに認定されており、県内の公立普通科高校では唯一の認定校です。国際的な視野を養う教育活動にも力を入れています。ユニークな伝統としては、学年ごとに赤・緑・青のカラーが割り当てられ、ブレザーの校章バッジなどに使われる「学年カラー制度」もあります。
部活動は約28団体が活動しており、新体操部は全国大会個人総合2位という実績を残しているほか、吹奏楽部も四国大会で金賞を受賞するなど活発です。9月の文化祭は生徒主体で企画・運営される学校最大の行事として親しまれています。著名な卒業生には、俳優の田中尚貴さん、漫画家の篠丸のどかさん、声優の髙木裕平さんなどがいます。
なお、高松高校・高松第一高校には浪人生向けの「補習科」が設置されていますが、桜井高校には補習科は設置されていません。
定期テスト・入試の難易度
HOPが現場で把握している実感として、桜井高校の定期テストはかつて教科書や傍用問題集の内容に沿った出題が中心でした。しかし、大学入学共通テストへの移行後は、定期テストにおいても思考力を問うようなやや難しい問題が1〜2問出題されるようになっています。単純な暗記・計算だけでなく、応用的な思考力を問う出題が少しずつ増えてきているのが近年の傾向です。一方、高松高校・高松第一高校のように独立した校内実力テストが頻繁に実施されているわけではなく、実質的にはほとんど行われていません。日々の定期テストの延長線上で着実に基礎を固めていくスタイルと言えるでしょう。
HOP独自の入試データ(学力試験250点満点・内申点220点満点、合計470点満点における「安全圏」の目安)で見ると、桜井高校は次のような位置づけです。
高校 | 学科 | 学力試験 | 内申点 | 合計点 |
|---|---|---|---|---|
高松(高高) | 普通 | 210 | 200 | 410 |
高松第一(一高) | 普通 | 200 | 200 | 400 |
高松桜井(桜井) | 普通 | 175 | 165 | 330 |
※出典:HOP独自資料「香川県内公立高校入試のしくみ」(2025年度版)より抜粋。この数値はあくまでHOP独自の指標であり、絶対的なものではありません。
最近は高松第一高校の「伸び」が著しく、以前より桜井高校と一高の差が開いたように感じています。一方で、以前は高松西高校と横並びの印象だった桜井高校ですが、直近の西高の2年連続「定員割れ」もあり、最近は桜井高校のほうがやや難しくなっています。
よくある質問(FAQ)
Q. 高松桜井高校の国公立大合格者数は増えていますか?
A. はい。2019年3月卒は107名でしたが、2024年3月卒以降は138名→156名→156名と明確に伸びており、直近2年は過去最高水準を維持しています。
Q. 高松桜井高校は旧帝大に強いですか?
A. 旧帝大合格者は直近3年間いずれも2名程度と少数です。一方で香川大学には毎年42〜48名と圧倒的に強く、国公立大学全体への合格者数も156名と分厚い実績を誇ります。
Q. 高松桜井高校の定期テストは難しいですか?
A. かつては教科書・傍用問題集に沿った出題が中心でしたが、大学入学共通テスト移行後は、やや難しい応用問題が1〜2問出題されるようになっています。実力テストはほとんど実施されていません。
Q. 高松桜井高校には浪人生向けの制度がありますか?
A. 高松高校・高松第一高校にある「補習科」は、桜井高校には設置されていません。
まとめ
高松桜井高校は、旧帝大への合格者こそ年2名程度と少数派ですが、国公立大学合格者数は2019年3月卒の107名から2026年3月卒の156名へと着実に伸び、香川大学には毎年40名台後半という圧倒的な人数を送り込んでいる、地元密着型の伸び盛りの進学校です。1995年開校という若さを生かした「自由選択講座制」や県内唯一のユネスコスクール認定など独自の特色を持ちながら、学年全体で国公立大学合格を目指す手厚いフォロー体制のもとで、着実に実績を積み上げています。




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