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高松高校の進学実績・校風を徹底解説〜旧帝大・医学部合格者数と独自の校風〜

  • 執筆者の写真: Onuma
    Onuma
  • 11 分前
  • 読了時間: 6分
高松高校の校舎
画像:高松高校の校舎(撮影:Toto-tarou/Wikimedia Commons/CC BY-SA 3.0)

※本記事は2026年8月時点の情報をもとに、将来展望型学習塾HOPが作成しています。最終更新日:2026年8月


香川県のトップ校・高松高校(通称:高高)について、直近3年間の旧帝大・医学部医学科の合格者数から、校風、学校独自の制度、定期テストや実力テストの難易度まで、在校生・卒業生への取材をもとに詳しく解説します。

結論から言うと、高松高校は旧帝大に毎年50名前後の合格者を輩出する県内屈指の進学校である一方、近年は医学部志望への偏りが強まっており、伝統的な「多様性」がやや薄れつつあるという傾向も見えてきています。



直近3年間の進学実績(旧帝大・医学部医学科)


旧帝大合格者数

高松高校の直近3年間の旧帝大(北海道・東北・東京・名古屋・京都・大阪・九州の7大学)合格者数は以下の通りです(過年度生を含む)。


年度

旧帝大合格者数

令和8年度

48名

令和7年度

51名

令和6年度

54名


※出典:高松高校公式サイト「進路状況」より算出


毎年50名前後の生徒が旧帝大に合格しており、香川県内では圧倒的な実績を誇ります。

特に京都大学・大阪大学への合格者数は例年二桁に達しており、関西圏の難関大学への強さが際立っています。


医学部医学科(国公立)合格者数

医学部医学科(国公立)の合格者数は以下の通りです。


年度

医学部医学科合格者数

入学定員(280名)に対する割合

2025年

31名

約11.1%

2024年

37名

約13.2%

2023年

25名

約8.9%


この数値、実は過去と比較すると興味深い傾向が見えてきます。高松高校の入学定員は、2005〜2007年度は360名でしたが、2021年度以降は280名まで減少しています。

ところが、定員が360名だった2005〜2007年度あたりの医学部医学科合格者数は22〜27名(定員比6〜7.5%程度)だったのに対し、直近3年間は定員が減っているにもかかわらず合格者数はむしろ増加し、定員比で11〜13%まで上昇しています。

つまり、「生徒数は減っているのに、医学部志望者の割合は倍近くに増えている」というのが実態です。この傾向は、後述する校風の変化とも深く関わっています。



高松高校の校風・学校の雰囲気


高松高校には、昔から「自分のやりたいことをとことん突き詰める」という文化が根付いています。東大に進んで学問を極めたいという生徒がいる一方、卒業生の中には起業して全国的に有名な企業の経営者になった人物もいますし、スポーツや芸能の道を究めたり、国際的な舞台で活躍する人材も輩出してきました。


この「多様性」を象徴するのが、同窓会組織「玉翠会」です。東京・関西・東海・岡山・徳島の5地域にそれぞれ玉翠会があり、いずれも毎年総会を開催しています。

中でも東京玉翠会は、2015年(平成27年)開催の第33回総会で1,200名を超える参加者を集め、ギネスブックにも掲載されたという実績を持ちます。全国、そして世界で活躍する卒業生たちが、これほどの規模で母校とのつながりを保ち続けていること自体が、高松高校の校風を物語っていると言えるでしょう。


一方で、先ほどのデータが示す通り、近年は医学部志望の生徒が極端に多くなっている傾向があります。地元で開業医として活躍することを見据え、地元の国公立大学医学部を目指す生徒が増えているとも言われており、これ自体は時流に沿った合理的な選択です。

しかし、東大・京大といった難関大学や、起業・スポーツ・国際分野など多様な進路を目指す生徒が入り交じっていた従来の高高生らしさという観点では、やや多様性に欠ける一面が出てきているとも言えます。



高松高校独自の特徴


高松高校は1893年(明治26年)の創立で、130年を超える伝統校です。実は「校訓」を持たない珍しい学校で、その代わりに校歌二番に謳われる「独立自主」の精神が尊ばれています。

旧制中学校時代の「至誠一貫」や、高等女学校から受け継がれた校章「雪持笹」に込められた不屈と忍耐の精神も合わせ、自由闊達な校風のもとで生徒一人ひとりが自ら学ぶ姿勢を大切にしてきました。


体育祭・文化祭への熱の入れようも特徴的です。体育祭では各クラスが独自の学級旗やゼッケンを当日までにしっかり作り込み、文化祭(高高芸術祭)では模擬裁判や演劇などを数か月前から練習して臨みます。

中でも有名なのが、吹奏楽部を中心に行われる「第九演奏会」(高高ハートフルコンサート)です。「歓喜の歌」の演奏発表を含むこの行事は毎年テレビ局の取材が入るほどの地域的な名物行事で、外部の一般客も見に来るほどの人気を誇ります。


また、高松高校には浪人生向けの「補習科」が設置されています。現在は30名程度の規模で運営されており、一度で難関大学に合格できなくても目標を下げずに再チャレンジする生徒を後押しする仕組みとして機能しています。



定期テスト・校内実力テストの難易度


高松高校の定期テストは、香川県内でも屈指の難しさで知られています。授業の進度が非常に速く、それに伴って出題範囲も広くなる上、教科書や傍用問題集には一切掲載されていない応用問題が出題されることもしばしばあります。

他の高校では平均点60点前後が一般的なところ、高松高校では平均点が50点を切ることも珍しくありません。


校内実力テストも同様に高難易度です。校内の最上位層に照準を合わせて作問されているため、進研模試の方がよほど簡単に感じられるという声もあるほどで、100点満点中の平均点が40点を下回ることも珍しくありません。

実施回数は、1・2年生が年3回、3年生が年4回で、3年生の数学については「共通テスト方式」と「2次試験方式」の2種類のテストが用意されています。日頃の定期テストや実力テストのレベル自体が、難関大学入試を見据えた実践的な内容になっているのが特徴です。



よくある質問(FAQ)


Q. 高松高校は毎年何名くらい旧帝大に合格していますか?

A. 直近3年間は48〜54名で推移しており、香川県内では圧倒的な実績です。


Q. 高松高校は医学部志望に偏っていますか?

A. データ上、医学部医学科合格者数は定員に対して過去より高い割合で推移しており、医学部志望者の割合は増加傾向にあります。


Q. 高松高校の定期テストは難しいですか?

A. 進度が速く出題範囲も広いため難易度は高く、平均点が50点を切ることも珍しくありません。


Q. 高松高校には浪人生向けの制度がありますか?

A. 「補習科」という制度があり、現在は30名程度の規模で運営されています。



まとめ


高松高校は、旧帝大に毎年約50名、医学部医学科にも毎年25〜37名の合格者を輩出する、香川県屈指の進学校です。

1893年創立の伝統と「独立自主」の精神、そして「玉翠会」に象徴される卒業生の多様な活躍が高松高校らしさを形作ってきた一方、近年は医学部志望への偏りが強まっているという新しい傾向も見られます。定期テストや実力テストの難易度も非常に高く、日常の学習から難関大学入試を見据えた環境が整っている学校と言えるでしょう。


入試の倍率や合格に必要な点数の目安については、入試データ編もあわせてご覧ください。

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