高松商業高校の進学実績を徹底解説〜商業科・情報数理科・英語実務科、3学科の合格者数推移〜


※本記事は2026年9月時点の情報をもとに、将来展望型学習塾HOPが作成しています。最終更新日:2026年9月
香川県立高松商業高校(通称:高商)の大学進学実績について、学科別・大学別のデータから7年間のトレンドまで詳しく解説します。高松商業高校は「商業科」「情報数理科」「英語実務科」の3学科を持つ専門高校で、国公立大学合格者数は直近4年間で34名→47名→47名→50名と右肩上がり。7年前と比べても、私立大学の合格者数が上下を繰り返す一方、国公立大学は2023年3月卒を境に明確に底上げされ、その水準が定着しています。
直近4年間の進路実績
進路別の推移
高松商業高校(商業科・情報数理科・英語実務科の合計)の直近4年間の進路実績は以下の通りです。
卒業年度 | 国公立大学 | 私立大学 | 短期大学 | 専門学校 | 合計 |
2022年3月卒 | 34名 | 262名 | 16名 | 54名 | 366名 |
2023年3月卒 | 47名 | 246名 | 10名 | 44名 | 347名 |
2024年3月卒 | 47名 | 228名 | 13名 | 52名 | 340名 |
2025年3月卒 | 50名 | 282名 | 7名 | 40名 | 379名 |
※出典:高松商業高校公式サイト「過去4年間の合格者数推移」(令和7年4月現在、過年度卒を含む、商業科・情報数理科・英語実務科の3学科合計)より
国公立大学合格者数は2022年3月卒の34名から2025年3月卒の50名まで、4年間で1.5倍近くに伸びています。この表には就職者数が含まれていませんが、高松商業高校は公務員・金融機関・製造業など幅広い分野への就職実績も持っており、進学と就職の両輪で進路を組み立てられる学校です。
7年間で見ると:2023年を境に国公立志向が強まっている
高松商業高校は「私立大学への指定校推薦」というイメージを持たれることが多い学校ですが、期間をさかのぼって2019年3月卒を基準(指数100)に7年間の推移を比較すると、2023年3月卒を境に国公立大学志向がはっきりと強まっていることが見えてきます。
卒業年度 | 国公立(指数) | 私立(指数) | 国公立比率 |
2019年3月卒 | 37名(100) | 226名(100) | 11.4% |
2020年3月卒 | 45名(122) | 280名(124) | 11.6% |
2021年3月卒 | 31名(84) | 225名(100) | 9.4% |
2022年3月卒 | 34名(92) | 262名(116) | 9.3% |
2023年3月卒 | 47名(127) | 246名(109) | 13.5% |
2024年3月卒 | 47名(127) | 228名(101) | 13.8% |
2025年3月卒 | 50名(135) | 282名(125) | 13.2% |
※出典:高松商業高校公式サイト「最近4年間の合格者数推移」(各年度更新版)より作成。2019〜2022年3月卒分はInternet Archive(Wayback Machine)に保存された過去の公式サイトアーカイブ、2022〜2025年3月卒分は現行の公式サイト掲載データに基づく。
私立大学の指数は100→124→100→116→109→101→125と大きく上下しており、はっきりした増減トレンドは見られません(2025年3月卒はむしろ私立も過去最高水準です)。一方、国公立大学の指数は2021・2022年3月卒でいったん落ち込んだあと、2023年3月卒を境に127→127→135と明確に切り上がり、その水準を保っています。
比率で見るとさらにはっきりしており、2019〜2022年3月卒は9〜12%台だった国公立比率が、2023年3月卒から13%台に上がり、そのまま定着しています。「私立が減って国公立に置き換わった」というより、2023年頃を境に国公立進学者数が新たに底上げされ、その水準が定着した、というのがこの7年間のデータが示す実態です。
学科別に見た国公立大学合格者数
学校公式サイトの資料では、商業科は単独で集計されている一方、情報数理科と英語実務科は合算でしか公表されていません(英語実務科単独の実績は学校側が公表していないため、本記事でも分離できていません)。
卒業年度 | 商業科 | 情報数理科+英語実務科 | 全体計 |
2022年3月卒 | 13名 | 21名 | 34名 |
2023年3月卒 | 16名 | 31名 | 47名 |
2024年3月卒 | 21名 | 26名 | 47名 |
2025年3月卒 | 21名 | 29名 | 50名 |
※出典:高松商業高校公式サイト「過去4年間の合格者数推移」(令和7年4月現在)より
商業科単独でも国公立大学合格者数は13名から21名まで伸びており、商業科の中にある「B'コース」(普通教科と会計分野に重点を置き国公立大学進学を目指すコース)が機能している様子がうかがえます。情報数理科・英語実務科の合算も21名から29名まで増加しており、3学科いずれも進学実績を伸ばしている点は共通しています。
主要大学別の合格者数
国公立大学は香川大学が合格者数の4割前後を占める、地元密着型の実績です。
大学 | 2022年3月卒 | 2023年3月卒 | 2024年3月卒 | 2025年3月卒 |
京都産業大学 | 13名 | 7名 | 17名 | 25名 |
大阪経済大学 | 9名 | 11名 | 10名 | 13名 |
関西大学 | 4名 | 5名 | 8名 | 19名 |
徳島文理大学 | 2名 | 8名 | 2名 | 21名 |
立命館大学 | 6名 | 4名 | 7名 | 9名 |
明治大学 | 10名 | 5名 | 10名 | 6名 |
※出典:高松商業高校公式サイト「学校別合格者数一覧表」(令和7年4月現在)より
私立大学は商業高校らしく、経済・商学系に強みを持つ大学への合格者が目立ちます。
大学 | 2022年3月卒 | 2023年3月卒 | 2024年3月卒 | 2025年3月卒 |
京都産業大学 | 13名 | 7名 | 17名 | 25名 |
大阪経済大学 | 9名 | 11名 | 10名 | 13名 |
関西大学 | 4名 | 5名 | 8名 | 19名 |
徳島文理大学 | 2名 | 8名 | 2名 | 21名 |
立命館大学 | 6名 | 4名 | 7名 | 9名 |
明治大学 | 10名 | 5名 | 10名 | 6名 |
※出典:高松商業高校公式サイト「学校別合格者数一覧表」(令和7年4月現在)より
特に京都産業大学・大阪経済大学は毎年二桁の合格者を安定して出しており、簿記や情報処理の学びを生かして経済・経営系の学部へ進む生徒の多さがうかがえます。2025年3月卒では徳島文理大学(21名)・関西大学(19名)が急増しており、私立大学合格者数全体を押し上げています。
こうした専門科目の学びは、大学進学の入り口としても生きてきます。例えば香川大学経済学部には、「学校推薦型選抜ⅡB」という、商業科など専門学科の卒業見込者だけが出願できる推薦枠が用意されています。
調査書の「国語」「地理歴史」「公民」「数学」「理科」「外国語」の6教科のうち4教科の評定が4.0以上必要な点は、出身学科を問わない他の推薦枠(学校推薦型選抜Ⅰ・ⅡA)と共通ですが、ⅡBだけは、そのうち1教科を簿記など専門教育科目の評定に読み替えることができます。専門教育を主とする学科として、商業科のほかに農業・水産・工業・家庭・美術・音楽科なども対象に含まれています。
※出典:香川大学「2027年度学校推薦型選抜Ⅱ学生募集要項」より
よくある質問(FAQ)
Q. 高松商業高校の国公立大学合格者数は増えていますか?
A. 2022年3月卒の34名から2025年3月卒の50名まで、直近4年間で右肩上がりに増加しています。さらに7年前(2019年3月卒)までさかのぼると、私立大学の合格者数は増減を繰り返しているのに対し、国公立大学は2023年3月卒を境に明確に増え、その水準が定着しています。
Q. 高松商業高校は就職に強いですか、それとも進学に強いですか?
A. どちらも実績があります。学校自身が「就職も進学もできる高商」を掲げており、商業科の中にも就職・短大・専門学校向けの「Aコース」、私立大学進学向けの「Bコース」、国公立大学進学向けの「B'コース」が用意されています。
Q. 高松商業高校にはどんな学科がありますか?
A. 全日制に「商業科」「情報数理科」「英語実務科」の3学科があり(定時制に商業科もあり)、学科によって学べる内容・進路の傾向が異なります。
まとめ
高松商業高校の国公立大学合格者数は直近4年間で34名から50名まで伸びており、7年前と比較しても2023年3月卒を境に明確な底上げが見られます。私立大学への指定校推薦というイメージを持たれることが多い学校ですが、京都産業大学・大阪経済大学など経済・商学系の私立大学への実績を保ちながら、国公立大学への進学も着実に増えているのが近年の実態です。
高松商業高校の校風や部活動の実績、入試の難易度については、別記事で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。




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